ネットとリアルでは態度が違う
ネットとリアルでは態度が違う人の特徴・心理・対処法
今や誰もが楽しむインターネット。
ブログなどを開設して投稿すると、様々なコメントが寄せられます。
そこで人とつながることで、新しい気づきを得たり、共感したり、自信につながることがあります。
しかし、良いことばかりではありません。
インターネットの世界では誰が書いたのか分かりません。
そのためリアルでは言えないことをネットに書き込んで憂さ晴らしをするといったことが行われています。
ネット上で自分が勤めている会社を誹謗中傷している人が同じ職場の人だった。
なんてことも十分ありえます。
そんなとき私たちはどのように対処すれば良いのでしょうか。
ネットとリアルでは態度が違う人とはこういう人
新しく異動してきたTさんは、一見地味で無口な青年です。
ですが、ネット上のTさんの印象はまったく異なります。
Tさんはネット上だけ異常に饒舌で態度がでかいのです。
Tさんの日記facebookを見ると誰もがビックリするでしょう。
日記の内容はゲームやアニメの話題一辺倒。
いわゆる「オタク」ですが、声優のキャスティングから制作会社の経営方針にまで話が広がっており「〇〇すべきだ」「なぜ〇〇しないのか」と上から目線。
相手を責めるような命令口調で自分の持論を延々と書いています。
TさんのFacebook上の友達の数も突出して多く、日に日に増えています。
職場では寡黙で何を考えているのか分からないTさんが、ネット上ではいろんなことを考えて発言して、せわしなく動いているのは衝撃的です。
ある日、Tさんの部署に匿名のメールが届きました。
「先日のプロジェクトが失敗したのは、課長に原因がある。同じ失敗を繰り返さないために、課長を教育すべきだ。」という内容でした。
差出人は誰なのか分かりませんが、長文で詰問調の文体が、TさんのFacebookに投稿している記事に似ています。
「このメールを送ったのはTさんじゃないの?」
TさんのFacebookを知る同僚は冗談っぽく尋ねましたが、「僕じゃない」とTさんは容疑を頑なに否認したそうです。
ネットとリアルでは態度が違う人の特徴
・実生活ではおとなしい
・小心者
・ネットでは気が大きい
・ネットオタク
ネットとリアルでは態度が違う人の心理
リアルでは弱気・穏やか・おどおどした感じの人が、ネット上では強気・冷たい・デカい態度に変わる。
このような人は「ネット弁慶」「ネット番長」と呼ばれていますが、決して珍しいことではありません。
それどころかリアルとネットではまるで別人のような振る舞いを見せる人のほうが多いくらいです。
これはネットとリアルでは性質が違うことが関係しています。
リアルでは相手の表情や受け答えなど相手の反応を見ながら話をするので、相手に気を使います。
しかし、ネットでは一方的に発言をしたり、相手の顔が見えず文字のみでコミュニケーションするため、自分が言いたいことが優先になりがちなのです。
特に5chなどの匿名掲示板においてはその傾向は顕著になります。
匿名掲示板では顔も名前も明かさずに意見を言うことができます。
面と向かって言うと批判されそうなので控えている意見でも、匿名掲示板ならズバズバ言うことができます。
リアルでは誰しも「人からよく思われたい」「嫌われたくない」という気持ちが働くため自分を抑えている部分がありますが、ネット上では匿名をいいこ とに不満や不安のはけ口にしたり、「バレなきゃ何を言ってもOK!」と悪意をぶちまけてストレス発散している人は少なくありません。
もちろん匿名掲示板でも道義的におかしいことや社会的に許容されないことを書き込むと非難されることがありますが、誰だか分からないリアルでつながっていない人から非難されても心に受けるダメージは小さいのです。
ネットとリアルでは態度が違う人への対処法
職場の人がリアルとネットでは態度が違う人だったとしても、ネットではそれが許されています。
むしろリアルとネットで同じことのほうがおかしいと言っても差し障りないでしょう。
ですから気にすることはありません。
普段通りに接しましょう。
もしネットで不快なものを見たとしても、実害がない限りそっと閉じるボタンを押して見なかったことしましょう。
それで済むことです。
自分がネットをするときの注意点
会社の悪口は書き込まない
ネットに会社の悪口などを書き込んではいけません。
その書き込みを会社の人が見ることで、職場で自分が不利益取り扱いを受けることがあります。
匿名掲示板であっても思わぬことがきっかけになって、誰が書き込んだのか特定されることがあるので注意が必要です。
目の前にいる人に関心を持つ
SNSにハマっている人にありがちなのが、他の人と一緒にいるときでもしょっちゅうスマホをいじること。
やめたほうがいいでしょう。
目の前にいる人の存在を無視しているようで相手は快く思いません。